お仕事中に腰を痛めてしまった方の施術例を解説
2025/06/02
「仕事中に腰を痛めてしまい歩いたり、家事で長時間立っているのがつらくて困っています。」
そう言ってご相談をされたのは60代の女性の患者さん。
お仕事は聞くと保育士として長年勤務されているようで、過去にも腰が痛くなることはたびたびあったとのこと。今回も子供さんを抱きかかえた時や抱っこから降ろそうとして中腰になった時に痛めてしまったとお話ししてくださいました。ご本人様はいつものことだからまた放置しておけば、そのうち痛みは治まると考えていたようですが、当院の事を調べた娘さんが近くにあるようだから行ってみたら?と促され来院されました。
患者さんのお身体の状態
状態を伺うと痛む場所は腰の右側で、歩いたり腰をひねったり体を前に倒したり後ろに倒すときに痛みが強く出るとお話ししてくださいました。
細かくどこに問題があるのかを姿勢や動作の確認、歩行などをみて把握していきます。
こちらの患者さんですと歩行の際に右に体が傾く癖があることと、下部腰椎の可動性が悪く前弯が少なくなっている代わりに上部腰椎が前弯が強くなって反りがきついと感じました。股関節も可動性が悪いと感じました。
■歩行の際に体が右に傾く
ヒアリング時に過去ににけがなどの既往歴はないかとお聞きしたところ、小さいころから歩き方が変だと言われており大人になって足首の怪我をして病院で診てもらったところ足首がゆがんでいると言われたことがあると話されてました。もともとの怪我の影響もあるようですが歩行のたびに右に体が偏ってしまっては右の背部の筋肉や腰の関節などに負担が掛かりすぎて痛めるリスクが上がってしまいます。
■上部腰椎の反りが強い
脊柱は自然なS字カーブがあり頸椎、胸椎、腰椎と前弯、後弯、前弯の流れでS字になっているのですが現代での日常生活では座っていることが多かったり活動量が減っているのでこのS字が崩れてくることが多いです。この患者さんも腰以外にストレートネックや猫背も気になっているので脊柱全体の問題はありました。腰椎も下部は反りが強いですが上部はそこまで反りが強くないのが普通ですが日常生活で、うつ伏せで本を読んだりすることがあるので本来負担がそこまでかからないところに負担が掛かるようになってひねる動きで痛みが出ていると感じました。
■股関節の可動性低下
股関節を曲げたり後ろに引く動作、内側と外側に捻る動きが複合的に組み合わさり正常な歩行や動作、姿勢を保てますがこの股関節も制限が出ると腰の負担を高める要因になります。
どんな施術をしたのか?
急性の痛みを緩和するため微弱電流治療器を使用
施術後の状態はどうか?
微弱電流治療器による施術でひねって痛い動作痛などの大きい痛みは早く緩和したようで、歩行時に体重がかかる時痛いのは股関節周囲や背中の筋肉の張りが手技により和らぐことで動きやすくなったとお話ししてくれました。
患者さんからのメッセージ
まとめ
仕事柄無理な体勢をしてしまうことは、避けられないかもしれませんが少しでも体の使い方やセルフケアで痛みを早く緩和したり痛めにくくすることはできます。今回の患者さんのように以前から繰り返している場合は骨格の使い方やバランスに異常があるケースがあります。腰痛や肩こり、姿勢の悪さが気になるなど不調が気になるようでしたらご相談ください。こちらの患者さんは歩き方や足首の痛みもあるので次回はそちらへのアプローチも解説していきます。
----------------------------------------------------------------------
あしみる接骨院・整体院
岐阜県大垣市綾野町3504-227
電話番号 : 0584-84-2646
FAX番号 : 0584-84-2646
腰痛を大垣で優しくケアします
生活に寄り添う大垣での姿勢矯正
大垣で生活を支える股関節のケア
----------------------------------------------------------------------